黒愛−2nd love−

 


彼女に言いながら、それもアリだと思っていた。



三ノ宮学園という窮屈なオリから出られるなら、

叶多くんはきっと喜ぶ。



それに、沙也子はいつか私達の愛を邪魔してきそうな気がするし、


そうなる前に支配から抜け出せるなら、退学もアリだ。



あとは叶多くんが、春成家から逃げる決意を固めてくれたら、

完璧なのだけど。




叶多くんはベッドにあぐらをかいて、くつろいでいた。



彼も少しも慌てず、私の意見に賛成してくれた。




「退学にしていいぞ。

そうしてくれんのは、願ったりだ。


言っとくけど、コイツだけ処分するのは許さねぇ。

そんなことをすれば、学園の内外に暴露する。


俺だけかばう沙也は、批判の目にさらされるだろうな」