黒愛−2nd love−

 


確かに焦るべき状況かも知れない。



でも、逃げ道がない訳じゃないから、

焦る必要を感じなかった。



全裸のままベッドから下り、
沙也子の前に立つ。



服を着る気はない。



私の白い肌には、彼がつけた噛み跡やキスマークがいっぱいだ。



彼からもらった勲章を、沙也子に見せつけてやりたかった。



体が良く見えるように艶やかな黒髪を後ろに流して、

彼女に言った。




「退学でもいいですよ。

ただ、私だけ退学というのは納得できません。


私と叶多くんは愛し合っています。

今夜私を部屋に呼んだのは彼。

叶多くんも同罪ですよね?


二人一緒に退学にするならイイですよ。

沙也子さんにそれができれば……の話ですケド」