黒愛−2nd love−

 


暗い部屋の中、ベッドランプの明かりが、私達を照らしていた。



彼は抵抗しないが、顔が苦しげに歪んできた。



死んだ魚の虚ろな目を思い出し、
慌てて手を離した。



彼の肺が大きく膨らむ。



酸素を取り戻した直後に、
彼は私の腕を強く引いた。



視界が反転して、仰向けに倒される。



今度は彼が私の上に乗った。




「何だよ……殺してくんねぇのかよ。

クロアイ探しも迷ってるみたいだし、どうした?

黒さが足りなくなったのか?」




クククと喉の奥で笑ってから、
唇が重なった。



口内を激しく掻き回される。



今夜2回目の快楽をもらえると期待したが、



その時……



ロックしていたはずのドアノブが、ガチャリと動いた。



天井の照明がパッと明るく灯り、
眩しさに目を細めた。



ここは特にセキュリティが固い、
生徒会長用の特別な部屋。



誰も入って来れないはずなのに、

誰かがそこにいた。



叶多くんも私もベッドに起き上がり、その人物を見た。



光に馴染んできた目に映ったのは……

三ノ宮沙也子だった。