黒愛−2nd love−

 


私に恐怖する久美を想像していると、

少しだけ元気が出てきた。



椅子から立ち上がり、
久美を正面から抱きしめた。



これはお礼。


沈んでいた心に、少しの黒い活気を与えてくれたことへの報酬。



「久美の体って、柔らかいね……」




背中を撫でている手を、お尻へとゆっくり下げていった。



お尻に円を描き、女の体の柔らかさを感じていた。



久美の息遣いが、速く熱くなっていくのが分かった。



私に抱きしめられて触られて、
興奮しているみたい。



一方私は、少しも興奮できなかった。



本当に触りたいのは、柔らかい女の体ではなく、

たくましい筋肉質の……叶多くんの体だ。



彼に会いたくて、たまらなかった。



声が聞きたくて、抱きしめてもらいたくて、仕方ない。