日よけのパラソル付きテーブルで、
久美と休憩する。
久美はアイスクリーム、
私はタピオカ入りミルクティー。
マリアンヌ達は三つ隣のテーブルで、
椅子をピッタリくっつけて座っていた。
これもデート計画書で指示したこと。
一つのジュースにストローを2本刺し、
王道の恋人飲みをしている。
幸せ全開で、顔が溶けちゃいそうなほどにデレデレのマリアンヌ。
全て私の指示なのに、
彼が自分を好きになってくれたと、勘違いしているのは明らかだ。
きゃっきゃとはしゃぐ久美の話にテキトーな相槌を打ちながら、
尾行って楽しいなと思っていた。
この楽しさを、叶多くんにも伝えたい……
そんな気持ちにもなる。
バックを手に立ち上がる。
「久美、ゆっくり休んでいて。
トイレ行ってくるから」
そう言って、歩きだした。


