黒愛−2nd love−

 


順番が来て、コーヒーカップに乗り込んだ。



赤い顔のマリアンヌと、
無表情の本田卓也。



二人を観察しながら、

コーヒーカップのハンドルをグルグルと回した。



久美は「回し過ぎだよ!」

と言いながら、キャーキャー喜んでいる。



私の乗ったコーヒーカップと、
マリアンヌ達のコーヒーカップが何度もすれ違うけど、


ふたりが私を見ることはなかった。




コーヒーカップの後も、

「あれ乗りたい!」という久美の意見を全て却下して、

マリアンヌ達を尾行した。



彼女達がゴーカートに乗れば、
私と久美もゴーカートに乗るし、



メリーゴーランドに並べば、
私達も並ぶ。