順番が来て、コーヒーカップに乗り込んだ。
赤い顔のマリアンヌと、
無表情の本田卓也。
二人を観察しながら、
コーヒーカップのハンドルをグルグルと回した。
久美は「回し過ぎだよ!」
と言いながら、キャーキャー喜んでいる。
私の乗ったコーヒーカップと、
マリアンヌ達のコーヒーカップが何度もすれ違うけど、
ふたりが私を見ることはなかった。
コーヒーカップの後も、
「あれ乗りたい!」という久美の意見を全て却下して、
マリアンヌ達を尾行した。
彼女達がゴーカートに乗れば、
私と久美もゴーカートに乗るし、
メリーゴーランドに並べば、
私達も並ぶ。


