三段フリルのピンクのミニスカートと、
大きなリボンの髪飾りをつけて、
目立っていた。
頑張ってオシャレしたのだろうけど、方向性を間違えている。
元が童顔なのに、更に幼く見えて、
一人で歩いていたら「迷子かい?」と言われてしまいそう。
マリアンヌの隣には、地味スタイルの本田卓也。
二人はコーヒーカップのアトラクションの列に並んでいた。
「久美、コーヒーカップに乗ろうよ」
そう提案した。
やっと乗り物に乗れると、
久美は嬉しそうな顔して頷いた。
列の最後尾に並ぶ。
6人前がマリアンヌ達だ。
後ろから様子を見ていると、
会話は少ないけど、二人が手を繋いでいるのが分かった。
本田卓也には、デート計画書を昨日渡しておいた。
『会話がもたない時は、取りあえず手を繋げ』と書いておいたが、
ちゃんと実践しているようで安心した。
“夕方まで”はラブラブな雰囲気を作りたい。
マリアンヌの頭の中にお花が咲いて、
ポエムを作りたくなっちゃうほどに、幸せなデートを。


