彼と目が合い、マリアンヌはますます顔を赤らめた。
一周までもう少しというところで、恥ずかしさに堪えられなくなったのか、
司書カウンターに逃げ帰ってしまった。
時刻はもうすぐ、17時の閉室の時間になる。
一人用閲覧ブースに座って、
急いでマリアンヌに手紙を書いた。
『マリアンヌちゃん、いい調子だよ!
妖精メガネで彼の心を覗いたら、
恋の進展度は60パーセントというところ。
彼はマリアンヌちゃんを、とっても意識しているよ!
もう少し頑張って。
今日はとっておきのおまじないを教えてあげる!
ニワトリのモノマネしながら近づいて、彼のうなじの匂いをこっそり嗅いで――――』


