黒愛−2nd love−

 


沙也子が口を開けば、正論しか出てこない。



素直に「私の前で他の女とイチャつかないで」

そう言えばいいのに。



決して嫉妬を口に出さない沙也子。



プライドの高い一級ランクのお嬢様は、

恋心さえ、相手に知られるのが嫌みたい。




叶多くんが舌打ちした。



「俺がいなくても、沙也がいれば困んねーだろ」



不機嫌そうに、そう呟いた。



「生徒会長の直筆サインだけは、私にもできないわよ。

ほら早く、こっちで仕事しなさい」




叶多くんが連れていかれ、
私はドアの外に押し出された。



「愛美さんは、生理痛なのでしょう?

早く帰って寝ていた方がいいわ」