いつもは私のやることなすこと、
イチイチ駄目出ししてくる地味男だが、
男の悲しいサガで、
生理痛と言われたら何も言い返せないみたい。
残り70通の封筒を素直に引き受け、
「お大事に」と照れたように言った。
「キモイから照れるな」
と心でツッコミ入れつつ、
「ありがとう」とお礼を言った。
三ノ宮沙也子には、
「仕事が終わったので帰ります」
そう言って、生徒会室を出ることにした。
ドアノブに手を伸ばしたところで、ドアが勝手に開いた。
入って来たのは、叶多くん。
どこかでお昼寝してきたようで、
無造作ヘアに少しだけ寝癖がついていた。


