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翌日、放課後――
一人で、図書室に向かっていた。
目的は、マリアンヌに接触するため。
マリアンヌの正体はもう掴んでいる。
あの失笑もののポエムを解析すると、
愛しのカレは、しょっちゅう図書室に通う本オタク。
きっと放課後は、閉室ギリギリまで図書室に入り浸るタイプだろう。
その彼が帰ったあとに、
同じ椅子に座り、同じ本を開いているということは、
マリアンヌは、図書委員の女の子に違いない。
生徒会のパソコンで調べた結果、
該当する女子は10人もいた。
その中の誰だろうと思うことなく、
名前を見ただけで、この子がマリアンヌだと確信した。
1-F 安抜(ヤスヌキ)麻理絵。
“安抜”から“アンヌ”
“麻理絵”から“マリ”
私と同じで、名前をもじってハンドルネームを作ったみたい。


