黒愛−2nd love−

 


C組の生徒が掲示板に集まっている隙に、

後ろのドアからそっと侵入した。



誰にも見られずこっそりと、
Hくんの机の中に“アルモノ”を入れておいた。



仕事を終えると、すぐに廊下に出る。


プリントを貼り終えた久美も出てきた。



「ありがとう」と笑いかけると、

久美は頬をピンクに染めて、嬉しそうな顔をした。



その時、廊下の向こうから、
バタバタと走る足音が聞こえてきた。



久美の手を引いて、急いで女子トイレに駆け込んだ。



「愛美?どうしたの?

そんなに、おしっこしたかったの?」



「まぁ、そんなところ。

私も入るから、久美もトイレに入りなよ。

ほら、早く!」




尿意を感じていない久美を、
無理やり個室に押し込んだ。



私はトイレの入口ドアを少し開けて、

廊下の様子をうかがっていた。