「久美、これをC組の掲示板に貼ってきてくれる?
生徒会からのお知らせなんだ。
貼りながら、絶対読んで下さいって、C組のみんなに言ってきて」
私に嫌われたくない久美は、
二つ返事でうなずいた。
プリントを持って2-Cに入る。
「生徒会からのお知らせをここに貼りますので、皆さん絶対に読んで下さい」
私に言われた通りの台詞を喋りながら、
黒板横の掲示スペースに貼ってくれた。
教室に残っていたC組の生徒全員が、久美の周りに集まっていく。
あのプリントには、大したことは書いていない。
読んでも読まなくても、どうでもいい内容。
そんな適当なお知らせを、
文字数だけは多く、わざと小さな文字で読みずらく印刷してあった。


