「わっ!」と驚きバランスを崩して、
久美が私の胸に飛び込んでくる。
胸に顔をうずめる久美を抱きしめて、
こう言った。
「そうだよ。私の言葉は絶対なの。
大丈夫。明日になれば私の言った通りになるから。
学園のみんなが、クロアイの予知夢を信じるようになるカラ」
私の胸から、ソロソロと顔を上げる久美。
その顔は耳まで真っ赤で、瞳はうるみ、熱っぽい。
恋する少女の顔した久美にニッコリ笑いかけながら、
心でこう思っていた。
同性愛に興味はないけど、
私を好きなこの子も、いずれ何かに利用できそうな気がすると――


