黒愛−2nd love−

 


「わっ!」と驚きバランスを崩して、

久美が私の胸に飛び込んでくる。



胸に顔をうずめる久美を抱きしめて、

こう言った。




「そうだよ。私の言葉は絶対なの。

大丈夫。明日になれば私の言った通りになるから。

学園のみんなが、クロアイの予知夢を信じるようになるカラ」




私の胸から、ソロソロと顔を上げる久美。



その顔は耳まで真っ赤で、瞳はうるみ、熱っぽい。



恋する少女の顔した久美にニッコリ笑いかけながら、

心でこう思っていた。



同性愛に興味はないけど、

私を好きなこの子も、いずれ何かに利用できそうな気がすると――