彼の呟きの言葉も、思い詰めたような黒い表情も、
全部私のスマホに送られてくる。
それを見て、私はニヤリ笑った。
ただ怯えるだけじゃなく、
前向きに一歩踏み出そうとしている彼を、嬉しく思った。
とってもイイコトだよね。
今のままだとHくんは、この学園の生徒にとってどうでもいい存在。
話しかけても無視されて、とっても可哀相。
みんなに注目して欲しいなら――
やっぱり自分から行動を起こさないとネ。
《明日、2-Cのある男子生徒が暴れだします――》
私が書き込んだレスを見て、
久美が驚いていた。
「もしかして、あの人?
あの変わった人?」
驚きながら、興味津々に聞いてくる。
「さあ、どうだろう?
予知夢は断片的なんだ。顔まで見えなかった。
胸に付いている2-Cのバッチは見えたけど……誰だろうね?」


