黒愛−2nd love−

 


彼が笑いながら聞く。



「ウケんなコイツ……誰?」



「“Hくん”だよ。
叶多くん好みの面白い人」



「へぇ……
お前、また何か企んでんのか?」




“企み”という言葉に、雑魚ふたりがピクリと反応した。



私と叶多くんに、探るような視線が向けられている。



叶多くんと話しながら、
目線は雑魚に向けて言った。



「企んでるよ。学園内が常に平和であるために、毎日策をねって、怪しい人物をチェックしてるの。

生徒会役員として、学園の秩序を乱す生徒は、許せないカラ」




雑魚に知られてもどうにでも出来るけど、

三ノ宮沙也子にチクられるのは少し困る。



せっかく、叶多くんを楽しませてあげられそうな火種を見つけたのに、

燃え広がる前に消火されたら、
もったいない。