生徒会室で仕事中なのは、私だけじゃない。
雑魚ふたりが奇妙な生き物を見るような目付きて、
少し離れた位置から私を見ていた。
そこに、ドアが開いて叶多くんが入ってきた。
あくびしながらやる気なさそうに入ってきた彼は、
私がお腹を抱えて笑っているのに気付き、足早に近づいてきた。
椅子をピッタリ寄せて、私の隣にドッカリ座る。
「見せろ」
そう言って、私の手からスマホを奪い取った。
イヤホンの片方を彼の耳に付けて上げ、動画を最初から再生してあげた。
「除菌、除菌」と呟きながら、
真っ裸で制服にスプレーを吹き掛けるHくん。
叶多くんも私と一緒に、吹き出して笑い始めた。


