黒愛−2nd love−

 


2-Cでの裏工作を終えて、何食わぬ顔して自分のクラスに戻った。



私がいなかったため、数学のホルモン教師の怒りは、別の生徒に向けられていた。



黒板に書かれた難しい問題を、
私の代わりに解かされているのはルリコだった。



ルリコの書いた解答は間違えていたようで、ホルモン教師は鼻で笑いながら馬鹿にする。



「どうやったら、そんなおかしな式が出てくるんだ?

頭の中が腐っているんじゃないのか?」



いつもより酷い言い方なのは、
さっき私が怒らせたせい。



とばっちりを食ったルリコに、
申し訳ないとは思わないけど。




数学の授業が終わると、クラスメイト達はホッと息を吐きだしていた。



嫌みなお嬢様の代表格ルリコが、

「愛美さん!あなたのせいで……」

と苦情を言いに来た。