図書館に貼られた偏差値の表の前に立った。
「ちとせ・・文系ってことは、何学部に行くんだ?」
「うーん、まだ決めてないけど、教育学部いいよね。それか英文。」
「ふーん。」
教育学部と英文学部って、何になる人が行くんだ?
わかんねえけど、聞いたらひくだろうな。
俺まじで何にもわかってねえからなぁ・・・。
「瞬は、どこの大学に行くの?」
「地元の、ここか、ここ。」
「そっか。なら、引っ越さないね。」
「当たり前だろ。」
ちとせから離れるなんて本末転倒もいいところだ。
「ちとせ・・赤本って借りれるのか?」
「借りれるよ。借りる?」
「うん。借りてほしい。」
小さくて分厚い赤本を手に取った。
背表紙の大学名は、文字だけのくせにいかつい。
「がんばろっか。」
「おう。」
「ちとせ・・文系ってことは、何学部に行くんだ?」
「うーん、まだ決めてないけど、教育学部いいよね。それか英文。」
「ふーん。」
教育学部と英文学部って、何になる人が行くんだ?
わかんねえけど、聞いたらひくだろうな。
俺まじで何にもわかってねえからなぁ・・・。
「瞬は、どこの大学に行くの?」
「地元の、ここか、ここ。」
「そっか。なら、引っ越さないね。」
「当たり前だろ。」
ちとせから離れるなんて本末転倒もいいところだ。
「ちとせ・・赤本って借りれるのか?」
「借りれるよ。借りる?」
「うん。借りてほしい。」
小さくて分厚い赤本を手に取った。
背表紙の大学名は、文字だけのくせにいかつい。
「がんばろっか。」
「おう。」