神様修行はじめます! 其の四


その時・・・・・・


―― パアァァァ・・・!


突然、白くまばゆい光があたしの視界を覆った。


「うわっ!?」

「なに!?」

「なんだこの光!?」


そんな声と共に、あたしは眩しさのあまりとっさにギュッと目を細める。


その場の全員が顔を横へと逸らした。


あまりに強烈な光を目にしたせいで、眼球がジリジリ痺れるように痛い。


腕で目を覆い、ハレーションを起こす視覚の現象を懸命にやり過ごそうとする。


目、痛い・・・まぶし・・・!


いったい何が・・・・・・!


「やれやれ、騒ぎにならぬようにと崖下から忍び込んで来たというに・・・」


「まさかしま子が、上から降ってくるとは思わなかったな」


「うっかり潰されるところだったでおじゃるよ」


・・・・・・・・・・・・!


その、ものすごく聞き覚えのある三者三様の声が。


年よりじみた口調が。


冷静で涼しげな口調が。


マロっぽい口調が。


あたしの胸に・・・・白い輝きを凌駕するほどの激しい光を一気に灯した。