神様修行はじめます! 其の四


崖の上にあたしの絶叫が響いた。


「嫌あぁぁぁーーーーー!!」


炎に包まれたしま子の微笑み。


崩れ落ちる姿。


落ちていく体。


頭の中で、光景がフラッシュバックした。


高速で点滅するように、何度も何度も同じシーンがリピートする。


その度に、意識を失いそうになった。


繰り返し切り裂くような悲鳴をあげる。


そうでもしないと、そうでもしないと・・・


気が・・・・・・・・・・・・狂う!


「里緒!」


浄火が駆け寄ってきて、あたしの体を強引に抱き寄せた。


「いやあぁ! あたしに触らないで!」


手足を振り回し、あたしは浄火の体を押し退ける。


そして思い切り顔を殴りつけた。


「なんでしま子を滅したの!? なんでよ!?」


しま子はあたしの大事な仲間だって、あんたも知ってるでしょ!?


そのしま子が、あたしに危害を加えるはずがないじゃない!


なのに・・・・・・!


「よくもしま子を! よくも! よくもー!!」