神様修行はじめます! 其の四


・・・・・・・・・・・・。


(うわあぁぁぁーーー!!)


声を出すことも叶わないまま、あたしは天を仰いで泣き喚く。


無情にも浄火の気が、ついに最高潮まで高まった。


(やめてー! お願いやめてえぇぇー!)


ギリギリと張りつめた弓矢が狙い定めるように、その力がしま子一点に集中する。


ギィン・・・と、頭の中で鋭い音が感応して、


そして・・・・・・



「 あ、 お、 あ、 あ 」


しま子の口が、なにかの言葉を発した。


あたしは、それを、確かに聞いた。


・・・・・・・・・・・・。


・・・あ、お、・・・・・・?


あ・・・・・・。



『 さ、 よ、 な、 ら 』



―― ゴオオオォォォ・・・!


あたしの体が、しま子の手から地面の上に放り出されるのと


しま子の全身が、滅火の炎に包まれるのと


同時だった。