神様修行はじめます! 其の四


「え?」


一瞬、あたしは絶句してしまった。


「お前が常世島にオレと一緒に渡る。これが絶対条件だ。いいよな?」


「あ・・・あなたって男は、なんて卑劣漢なんですの!?」


念を押す浄火に、お岩さんの怒りがさく裂する。


でも悪びれた様子も一切見せず、浄火は堂々とあたしを見つめた。


「なんと言われようとかまうもんか。オレはなんとしても、お前が欲しい」


「浄火・・・・・・」


「卑怯もへったくれもねえ。里緒を手に入れることができるならなんでもする。オレは・・・本気だ」