神様修行はじめます! 其の四


因業ババが、ちょっと呆れたような目をしながら答えた。



「それほど言うなら教えてやろう。よく聞け。実は・・・」


「わーーーっ」



あたしは叫び声をあげながら、両手で両耳をビタッと閉じた。



「・・・なんだ、それは」


「あんたの話なんか聞きたくない! また術に嵌められちゃうもん!」



あんな目にあうのは真っ平だ。


あんたの手の内なんてお見通しよ。


あたしそんなバカじゃないもん。もう引っかからないからね。へへーんだ!



再びあたしはアゴを突き出し、またまた憎ったらしい顔を見せつける。


因業ババは小さなため息をつき、さっさとあたしに背を向けた。



「聞く気が無いなら、話さぬまでだ。さあ、ついて来い」


「ちょっと! 教えなきゃ行かないって言ったでしょ!?」


「だから、実は・・・・・・」


「わーーー! わーーー!」


「・・・・・・・・・・・・」