神様修行はじめます! 其の四


さすがセバスチャンさん。頼れる男!


光栄すぎて申し訳ない、を連発しつつも『話し合いの余地は、いっさい無し!』の空気ビシバシだ。


ふふん、どーよ!


セバスチャンさんはね、こんな攻撃程度じゃビクともしないよ!


敵に回すと怖いんだからねー!


この人にはこれまで何度、味方ながらも本気でビビらされたことか!


マジで怒らせる前に、とっとと退散した方が身のためだよ、おじーちゃん!



「どうやら、誤解があるようじゃのぉ」


長老は、セキをしながらノホホンとした声を出した。


「誰も成重を婿に出す、とは言っておらぬぞ?」


あくまでも余裕のある長老に、セバスチャンさんが怪訝そうに問いただした。



「では、どのような趣旨のお話にございましょう?」


「わしじゃ」


「・・・・・・は?」


「だから、わしじゃ」


「・・・・・・・・・・・・?」



シワの深い顔を大きく崩し、ニコニコ上機嫌で笑いながら長老が言った。


「わしが長老職を引退して、お岩殿の婿になる。と言うておるのじゃ」