降り注ぐのは、君への手紙のレビュー一覧

平均評価星数 ★★★★★ 5.0
★★★★★
2017/01/31 02:02
投稿者: 川瀬みち さん
ネタバレ
未練を残した人生ならば

手紙を出してみませんか。
どうやら辿り着いたのは郵便局のようで、けれどなんだか様子がおかしい。そこは、あの世とこの世の境界線。美味しいお茶(コーヒー含む)に誘われて、店主と話せば伝えたい気持ちが見えてくる。

待っていてくれる人がいる。気持ちを繋いでくれる人がいる。
それはとても幸せなことだと思います。けれど、なぜだか人と言うのは“待っていてくれる”ことに、気づかない。どうせ自分なんか、を口癖にしてしまえば本当にそのようになってしまうような気がします。
待っていてくれる人がいると知れば、人は努力を始められる気がします。どこかで見てくれている誰かに恥じぬよう。
生きることはとても面倒くさいことです。人と関わり合い続ける問うことですから。けれど、その面倒なことこそ愛しくて尊い。
ヨミが武俊の去ったあともヨミタケ郵便局と言い続けたのは、多分、彼もまた生きていたかったからかなと思います。

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★★★★★
2016/09/08 09:27
投稿者: 小田真紗美 さん
ネタバレ
あなたの未練は何ですか?

三途の川とも極楽とも地獄とも繋がっている郵便局。
そこはとても心地よく
ホッと一息つける美味しい珈琲が飲める場所。
あの世に行く前に、やり残した事を手紙に書いて未練を絶つ人達。

言えなかった言葉や後悔は必ずあるから
今を大切にすることを知ります。
不思議なお話ですが
現実にもありそうで、あぁ死んだらまずここに来るんだなぁって思ってしまいました。
ここに来るなら怖くないぞと、自然なお話でした。

全体的に温かく
優しいけれど人間の弱さも書いてます。
雨の日にコーヒーを飲みながらゆっくり読むのも素敵です。

大切な人が亡くなった後、身近で何か小さな自然現象があったなら、亡くなった人からの優しい合図かもしれません。上手に書いているので違和感なくその世界に入れました。
心地良い余韻に浸れる素敵なファンタジーでした。

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★★★★★
2015/08/28 21:24
投稿者: さいマサ さん
あなたも逝けるかも

彷徨い歩いた先にある 一軒のヨミタケ郵便局 未練を手紙に託したら 美味しい珈琲を頂こう 心も体も温かくなって きっと天国に行ける__ 地獄かもしれないけど 珈琲の味は保証します

彷徨い歩いた先にある

一軒のヨミタケ郵便局

未練を手紙に託したら

美味しい珈琲を頂こう

心も体も温かくなって

きっと天国に行ける__

地獄かもしれないけど

珈琲の味は保証します

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★★★★★
2015/04/22 05:44
投稿者: くまく さん
ネタバレ
不思議な郵便局



死にかけた主人公のタケが迷い込んだのは、ちょっと不思議な郵便局。死者の想いを手紙にして届けるというその場所で、様々な人と人生模様が綴られていきます。

一話完結の形式が取られています。一話ずつ読むのもありですが、私としては一気読みをおすすめします。

少しずつ変わるヨミとタケの関係や、解き明かされていく個々の想いや謎などがあり、最後まで読んでみればなるほどと納得できるでしょう。

主軸はタケをメインにした幼なじみとのお話ですが、それだけに留まらず訪れる人と思いがけない縁があったり、影響を与えあったり。ひとりひとりの人生それぞれのドラマも読み応えがあり、一粒で二度美味しいファンタジーです。

ラストは深く心地よい余韻に浸れることでしょう。


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★★★★★
2015/04/19 06:39
投稿者: ゆんたった さん
ネタバレ
「人は…」

「人は、沢山の人に背中を押されて生きている。」

現世に未練を残した人が立ち寄る黄泉国の郵便局へようこそ!

真夢さんの不思議な世界を味わってみて下さい。
各話の表題も素敵です。

ちなみに私の特に好きなお話は『湯気越しの彼』と『光の射す場所で』

とにかくヨミさんがとても良い味を出しています。
あと妃香里さんのキャラにもひかれました。
形は様々ですが、沢山の人達に"愛される"タケさんは幸福者です。

後日談が真夢さんHPの更新情報にあります。
こちらに移動して欲しいほどに、ほっこりしつつもちょっぴり切ない素敵なssなので、そちらも是非☆

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