「じゃ、明日。7時くらいに朝飯だから」 少し照れたように、真次くんが言う。 「あ、はい。お邪魔させて頂きます」 私は、ペコリと頭を下げた。 「じゃ、おやすみ」 「おやすみなさい」 なんだ、結構いい人みたい。 私は、帰って行く真次くんの後ろ姿を、少し彼を見直しながら見送った。