『そろそろこの状況にも慣れてきたと思うの。
だから退屈しないように次のゲームを始めるわ』
……次のゲーム?
『これから1時間、貴方たちには鬼ごっこをやってもらう。鬼は私のオモチャたちよ。捕まったらきっと死んじゃうから頑張って逃げてね』
……鬼ごっこ?
『あ、でもね。教室に閉じこもってしまったら意味がないからゲームが終わるまでは2年1組にいても安全じゃないことにする。つまりみーんな平等。みーんな逃げるの』
食堂にいる俺たちはみんなで顔を見合わせた。
また足の先がガクガクと震える。
安全な場所がなくなった。
つまりどこにいても、どこに隠れても、ゲームが終わるまでは襲われ続けるってことだ。



