「きゃああー!な、なに今の……」
女子たちが悲鳴をあげている。中には恐怖で腰を抜かせている人もいた。
「な……なんかのマジックじゃないの?西と誰かが組んで私たちを脅かそうとしてるんだよ」なんて、必死で現実じゃないと言い聞かせてるヤツもいる。
なにかがオカシイ。
なんだかずっと誰かに見られてる気がする。
と、その時。この場にいる全員のスマホが一斉に鳴った。
ビクッ!と俺を含めたみんなの肩が上がって、恐る恐るメールボックスを開くと新着一件のメッセージ。
【30秒以内に校舎に入らないとみんなオモチャにしちゃうよ】
差出人は宛先不明のアドレス。
しかも気持ち悪いアルファベットや数字が並ぶデタラメなアドレスで、ますます気味が悪い。
30秒以内?オモチャ?
「私、帰る!」
「俺も!」
消えた西を置いて、クラスの半分以上が校舎ではなく校門へと歩いていく。
「潤。どうする?」
正人と美織が俺を見つめていた。



