「しょせんクラスメイトなんてただの他人だもん。自分さえ良ければいいって連中ばっかり」
「……っ」
だからって何回も殺されていい理由にはならない。
「お前がどう思おうが少なくとも美織はお前のこと友達だって思ってるよ。正人だって……」
戦う力なんてないのに日野沢を守りたいって思ってる人たちもいる。
それをしょせんは他人だと一括りにされてしまったことが悲しかったし悔しかった。
「はは。潤は本当に真っ直ぐだね。そんなにキレイな心じゃ本物のアリスにはたどり着けないよ?」
――と、その時。
校内に響く甲高い声。
『皆さんこんばんは。アリスです』
また人形からの放送だ。



