彼女は気付いていた。

俺がはづちゃんのこと

気にしていることを。


二人分の生活。

二人分の人生。


背負うものが他の人とは違う。

だから悩むのも分かる。


それでも、悲しかった。

まるでお荷物みたいに

思われてることが、と。


彼女の本音がグサリと

胸に突き刺さった。