◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【世界で一番愛してる】
この作品は唯一、冒頭から“誰だろう?“と思わせることを意識せず書いた作品でした。
そして、一番頭を悩ませた作品です。
なぜならあたし自身が、未だに“愛”について分からない部分が多いからです。
確かに愛しい、この人と一緒にいたい。
そんなことを思ったりはしますが、それが“愛”かと言えばそんな気もするし、そうじゃないと言えばそんな気もするし、結局のところ答えは見つかっていません。
だけど、もしこの人がいなくなったら……。
そう考えた時、その人が自分にとってどれほど大切なのかと痛感させられます。
それが“愛”だと言えばそうかも知れない。
結局のところ“愛”についての定義は堂々巡りなのですが、各々が感じる、思うことこそが答えなのだと思います。
ただ一つ言うとすれば、傍にいることを当たり前だと思わずに、傍にいる人を大切に現在を過ごしていって下さい。
別れはいつ、どんな時に訪れるか分かりません。
後悔のない別れなんて少数だと思いますが、少しでも後悔のないように。
あなたにとって一番愛しい人は誰ですか?
22.6.15【完結】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

