きみの声を聞かせて




でも今のわたしは声に出して言い返すこともできない……。



俯いてその場を去ることしかできなかった。



「誰だよ?障害者なんてこの学校にいたっけ?」



「あれだよ!あれ!」



と言ってわたしの方に人差し指を差し向ける。



結局こうなるんだ。



転校した意味なんてなかった。



ただ……ただ逃げただけだった。



わたしは教室には行かず、実技の教室がいっぱいある実習棟に走った。