きみの声を聞かせて




「今の練習で一通り基礎練習終わっちゃったから



今日は先生がいないし試合形式しようと思っているんだけど大丈夫かな?」



迷惑かけないように、怪我させないように気をつければきっと大丈夫だよね。



わたしは右手の親指と人差し指を曲げて丸を作ってサインした。



「良かった!じゃあ夏帆ちゃんは私と同じチームね!」



部長さんは残り八人を指名してポジションを伝えると、一年生は交代指示出すからそれで出入りしてね!と言っていて



簡単にビブスを着て試合形式の準備をすると、始まりのホイッスルが鳴った。



ボールが浮いてジャンプボールをするとすぐに床の擦る音が一気に響き始めて



ちょうど休憩に入った男バスの人たちが白い網を通して女子のコートを見ているのに気付いた。