きみの声を聞かせて




風が吹いてカーテンの靡く窓の先にはオレンジ色に変わり始めた空、



それからいろんな部活の掛け声が聞こえてきた。



転校初日、生物のノートはいきなりどこかに行っちゃったけど、



それでも何も大きな問題なく終わって良かった。



麻美と渚くんとも友達になれたし、この2人には自分から離れて欲しくないからなるべく地味に、迷惑掛けないように一緒にいよう。



わたしはそう心に決めると、かばんを肩に背負って教室を後にした。



昇降口で上履きからローファーに履き替えると、目の前には体育館があって



今日はバスケ部が体育館を使う日なのか両面とも男女バスケ部が使っていた。



あっ!そういえば渚くん、男バスのエナメルバッグ持ってたような……。