きみの声を聞かせて




((分かった))



それからも今日泣いたことを忘れてしまうくらい根掘り葉掘り麻美に「いつ好きになったの?」「どっちから告白したの?」と聞かれて



明日の部活に支障が出ない程度に夜遅くまで暖かい布団にもぐりながら話をした。



でもいっぱい聞いてくる麻美にわたしは途中で気付いた。



本当はわたしが麻美の家に泊まることになったことを聞きたかっただろうけど、わたしに元気を出させるために



こうして全然違う話を持ち出してくれたことを……。



話さなければいけないのは分かってるけど、麻美に今日お母さんに言われたことを話したらまた思い出して



辛くなりそうなのが目に見えてるわたしは今日だけは麻美の優しさに甘えてしまった。



そしてだんだん瞼が重くなってきたわたしは、麻美に伝えようとして打っていたスマホを持ったまま目を閉じた。