きみの声を聞かせて




((よく分からなかったけど、スマホ貸してって言われたから素直に貸しちゃったんだ。ごめんね!))



「それはいいけどさ、二人の関係ってちゃんともう行くところに行き着いたんでしょ?」



ニヤニヤと笑いながら、『ねっ?そうでしょ?』と急かしてくる麻美に、わたしはだんだん顏が赤くなってくる。



麻美に言われた瞬間、わたしはあの避けてて翔矢くんに問いただされた時のことを思い出す。



壁と翔矢くんに挟まれて



わたしから好きって紙に書いて伝えちゃって……。



だめだ、恥ずかしすぎて麻美の顔見れない。



「もう教えてくれないなら、今度はわたしの方から夏帆のスマホ使って、星に聞いちゃうよ?」



と言って、麻美はわたしのスマホに手を伸ばす。



わたしは麻美に取られる前にスマホを掴んでぎゅっと握った。