きみの声を聞かせて




麻美の家ではいきなりにも関わらず、麻美のお母さんは美味しい手料理を振る舞ってくれて、



お父さんにはわたしの方が言わなければいけないのに「麻美といつも仲良くしてくれてありがとう」と言ってくれて



本当にわたしは欲張りになってしまうくらい、大切な友達に囲まれてたんだって思った。



今のわたしには頼ってばっかりで、何にも返せてないけど、それでも麻美と渚くん、翔矢くんを大事にしたいって思った……。



そしてお風呂に入って、麻美の部屋に移動して



麻美はベッドの上に座って、わたしは用意してもらった布団の上に座ると麻美は少し大きな声で話し出した。



「今日さ、夏帆から電話が来て『もっしもーし、夏帆?』っていつもの感じで電話に出たらさ、まさかの星でさ。



めちゃくちゃ恥ずかしかった!星も至って普通だったし」



麻美は近くにあったクッションを抱えて笑いだして、それにつられてわたしも笑ってしまった。



確かに、翔矢くん淡々と話してたもんなって思いながら。