きみの声を聞かせて




渚くんの言葉が心の中に入って、温かい気持ちになっていくのが分かる。



でも……。



((渚くんは今こうやって言ってくれてるけど



……心の中ではわたしのこと迷惑って思ってたりしない?))



わたしはこの時ばかりは怖くなってスマホを裏に向けて、渚くんに渡した。



不思議そうに受け取る渚くんはわたしからスマホを受け取ると、一瞬びっくりした顔をしていた。



え……



びっくりするってことは渚くんも本当はお母さんと同じように考えてたの?



聞いちゃってから気付くほど嫌なことってないけど



……渚くんにこんな顔をさせてしまうのなら聞かなければ良かったな。