きみの声を聞かせて




最寄駅を降りて、少し歩くとスケート場が見えてきた。



すごーい!この大きな建物の中にスケートリンクがあるんだ。



どんどんスケートするのが楽しみになってきたわたしに翔矢くんは



『コケたらまじで痛いから、気を付けろよー」と言ってきた。



そして入り口でお金を払って靴を受け取ると、だんだん寒く感じてきた。



なんでだろう?と思いながら翔矢くんの後を着いて行くと、目の前には大きな白いスケートリンクが広がっているからだった。



スケートリンクを整備するために製氷車に載っている人も暖かそうな格好をしていてどれだけ寒いのかちょっと心配になった。



((スケートリンクってここよりもっと寒いの?))



「そりゃまぁ、だから暖かい格好して来いって言っただろ」



寒いのそこまで苦手なわけじゃないけど、凍えてスケートどころじゃなくなったらどうしよう……。