きみの声を聞かせて




ん?真っ直ぐに歩いてるつもりだったんだけどな。



「車来てたら、完璧引かれてたと思うけど。



ていうか、今学校じゃないんだからスマホ出しても平気だろ」



あっそっか!



そしたら片手で打てるから大丈夫だ。



わたしはかばんにレポート用紙とボールペンを入れ、ガサゴソ探し当てスマホを取り出すと



真っ直ぐ歩けない奴はこっちと言って車道側を歩いてたわたしを歩道側に回してくれた。



呆れた顔をするのに、本当は心配してくれたんだ。



そう思ったらちょっとニヤけてしまった。