きみの声を聞かせて




わたしが向かう先は……



前の学校の人達のところ。



“夏帆はビビる必要もなければ、わざわざそいつらの下に成り下がる必要だってどこにもない。”



いつものように上の人と話す時のように弱い立場になるんじゃなくて



……対等の立場で伝えるんだ。



もうあなたたちとは終わりにしたいと。



試合が終わると途端に表れた足首の痛みに耐えながらも



わたしはアリーナを出て、すぐにあるミーティングルームに入っていく人達を見つけると、後を追うように中に入った。



「ちゃんとビビらないで来たんだね夏帆、いやもうここの部員でもないから小林か」