きみの声を聞かせて




わたしは積極的にシュートをしようと声を出せない分、前よりも動き回ったり、右手を大きく上げたりしながらアピールをした。



さっき足引っ掛けてきた相手たちを交わしながらボールだけを追いかけて。



負けたくない、負けたくない。



頭の中に浮かんできた言葉はそれだけで



わたしはそれだけ必死だった。



ーピーーッ



試合終了を示す長いホイッスルが鳴ると、わたしはすぐに得点板を見た。



得点板には62-58と書かれていて、わたしたちの学校の勝利を意味した。