ーシュッ!
すっきりするような清々しい音を聞いて、わたしは思わず1人でガッツポーズをしてしまった。
「「ナイッシュー!!」」
とスタンド席から二年の先輩たちと男バスの声援が聞こえてきた。
その声援を聞いて、もっともっと嬉しくなって
痛みを感じていた足も少しだけ和らいだ気がした。
怖がってる場合じゃない!
わたしにはコートにいる5人のメンバーと瀬名先生と
それからスタンド席には先輩たちと男バスの人達がいる。
そして走るたびにフサっと音がする髪に気付いた。
この髪だって、一年生大会のために、もっと自分が強くなるために勇気を出して切ったんだ。
絶対に、
この試合に勝つ。


