きみの声を聞かせて




ーピッ!



レフリーは相手校の選手にファウルのサインを出した。



そしてみんなもそばに来てれて「大丈夫?」「どっか痛くない?」と言いながら立たせてくれた。



わたしは足首の痛みを感じながらも、ゆっくり頷いた。



それからレフリーからボールを受け取ると、わたしは足を引き摺るのを我慢しながらフリースローのラインに立った。



絶対こんな人達に負けたくない。



そう強気に思えた瞬間、足がズキンズキン痛むのに、力がみなぎってきた気がした。



シュートを放とうとした瞬間、今度は翔矢くんの言葉を思い出した。



“見なくたって分かる。そんな奴らより夏帆の方が本気出せば絶対相手にならねぇくらいバスケできる”



二本とも絶対にシュートを決める。