「上からちゃんと見てるから、絶対逃げ出すなよ。
この試合勝てれば、夏帆は前に進めるから、だから何がなんでも勝って来い」
「みんな応援してるから頑張ってね!」
渚くんと翔矢くんはそう言葉を残して行くと、二階にあるスタンド席に歩いて行った。
「男バスだけじゃなくて私たちもいっぱい声出して応援してるからね!
ここから先はユニフォーム着てないから一緒に行けないけど、かすみ中心に頑張ってね!
みんなならできるよ!」
「「はい!」」
わたしたちは2年生たちに見送られながらアリーナの中に入った。
片側のコートでは対戦校である嶋田高校がアップを終えて、ボールを使った練習をしていて
わたしたちも荷物をベンチに置くと、アップを始めた。


