きみの声を聞かせて




真奈美ちゃんはいったいどういう反応をしてくれるんだろうと思いながらも



わたしはゆっくり個室のドアを開けた。



「わっ!これ相当覚悟いらなかった?」



わたしは思わず苦笑いの時の顔でコクンと頷く。



「やっぱりそうだよね。でも雰囲気変わったけど、すごく似合ってるよ!」



わたしは笑顔でありがとうと口を動かした。



その後、自分の髪の上から隠すように金色の長いウィッグをつけると



鏡の前にはわたしじゃない誰かの姿になっていた。



すごい……。



ウィッグをつけたら本当にラプンツェルになった。



ウィッグの髪の長さは予算の都合上、わたしの膝辺りだけど、それでも十分な長さだ。