きみの声を聞かせて




「分かった。これは私と夏帆ちゃんだけの本番までの秘密にしよう!



それで明日は学校に早く来て、それですぐにラプンツェルの衣装着ちゃおう。



文化祭の開祭式からみんな仮装してるからひとりで浮いちゃうこともないし」



良かった。これで本当に実行に移せそうだ。



前のわたしから今のわたしに変われるチャンスでもあるだろうから



思い切ってやってみよう。



((2人だけの秘密!みんなびっくりしてくれるかな?



明日早く来るね!))



秘密ってなんかわくわくするな。



こんな友達との秘密なんて何年ぶりだろう。




「私も早く来るから!



これから行くんだよね!行ってらっしゃい!」



わたしは真奈美ちゃんに手を振ると先に体育館を出た。