きみの声を聞かせて




「余裕だな。まあ次入らないと思うけど、もし渚がシュート決めたら夏帆がジュース奢りなんだからな」



わたしはしゅんとしながらコクンと頷く。



だってだってあんな綺麗に弧を描くスリーポイントのシュート初めて見たんだもん。



それに一度でしっかり決めちゃうってことは精神的な部分も翔矢くんは整ってるわけだし。



「ちょっとちょっと!



翔矢、今夏帆ちゃんに言いながら、俺のスリーポイント入らないって言っただろ?」



俺だってやるときはやるんだからと言って放ったスリーポイント。



だけど……ボールはボードに書かれた黒い四角よりも少し上に当たって落ちた。