きみの声を聞かせて




わたしの目の前にいる男の先生はまだ学校では見たことのない人だった。



年は結構行ってそうだけど、ジャージ姿だしきっと部活はやるのだろう。



目は少し細めで、初対面なのによく笑う先生で優しそうに見えた。



「おお!この子が松田がすごい推してた子か!



背はそこまで高くないけど、バスケをバリバリできそうな顔はしてるね。



事情は何回か職員会議で聞いたことあるから大丈夫だよ!



俺は女バス顧問の瀬名だ。



もし、このまま小林さんが入ってくれたら1年生大会は本当に出場できるな!」



瀬名先生って言うんだ。



わたしは瀬名先生に小さく頭を下げた。